雪月花
「雪月花」へようこそ。月刊LaLaにて連載中の「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いてます。心赴くままに更新していきますので、よろしくお願いします。
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3月号感想
春の宴が終わった、白陽国・王宮。夕鈴は陛下に「プロ妃的アンケート」を行います。「春の宴」が成功しても陛下の反応は今イチだったのは――――それは調査が足りなかったのよ!!と。ゴゴゴゴゴ・・・・と夕鈴は新たな目標「お役立ち・プロ妃」を目標にします。

陛下が周宰相とお話し中に、補佐官に正式に任命された柳 方淵と氾 水月にリサーチします!陛下について、です。二人にしっかり聞こうにも口論になって、あんまり聞けなかったみたい。

掃除婦のバイトで浩大と老師に「春の宴」で柳家筋の舞姫が陛下のそばにいたことを、「陛下が浮気」した、と例のごとく、はやしたてると、今回の私の萌え(笑)ポイントです。

「陛下は女ったらしの演技が上手なだけでっ 誠っ実な人なんですからっ!」

目が点になってます老師と浩大。陛下、後ろできいってて、浩大は笑いをこらえ、老師は「せーじつ・・・」とつぶやきます。で、次のページに行くと、かっこいい李順さんがっっ(笑)いえ、陛下が一番ですが、最近方淵・水月・李順さんにも目がいくんですよ(笑)っと、話それましたね。

そして、陛下と宰相の場面で国内の政情が宰相から口上があり、陛下が答えるというところも。そこで、宰相のぷぷっと笑ったところ。

「ある日、夫婦にはふいに心が通わなくなる障害が訪れるそうでございます。・・・その名も倦怠期と申しまして・・・」

何が言いたい、と陛下が言うとひとりごとにございます、って(笑)方淵と水月が仲良く(?)話す場面では水月が、妃(夕鈴)が陛下に普通に恋でもするかのように、陛下のために歩き回る、あの陛下がそばにおかれるのがあのお妃様だということが、私には興味深い、といいます。

最大の萌えポイントです。夕鈴が仮眠中の陛下のそばに近づいたら、陛下がぐいっと夕鈴を抱き寄せます。宴が終わったのになぜあの二人と話すのか、僕のことはもう、飽きちゃったの?って(爆)うわぁ、音声入りだったらもっと萌えそう。。胸がきゅっと痛くなるような陛下の切ない表情がポイントでしょうか。夕鈴かなりどきどきしてますね。恋心をもてあましてるんでしょうか。

次号またあらたな展開みたいです。もう次に心とびそうですね(笑)
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お見合い
「お見合い、ですか?なんでまた急に」

訝しげにこちらをみてくる李順さん。私は父からの手紙を差し出しながら説明する。父の知り合いの商家の息子と会うことになっているらしく、むこうがぜひに!と請われてのことで、断れなかったということだった。手紙を読み終えた李順さんは、仕方ありませんね、と頷くと3日間の休みをくれた。気乗りしないけれど、父さんのためだもの、会うしかないわ。その足で私は下町へと戻っていった。

「姉さん、おかえり。早かったね」
「ただいま、青慎。しばらく帰れなくて、本当にごめんね。お見合いだけしてくるわ」
「ねえ、姉さん。この間のその・・・李翔さんはいいの?姉さんの恋人なんじゃないの?」

青慎の何気ない問いに陛下を思い出し、どきんと胸が高鳴る。陛下には黙ってでてきちゃったし・・・後で狼陛下で怒られるかなあ。それとも、子犬でしょぼんとされる?いずれにしても内緒で来たのは間違いなく。

「姉さん?」
「な、なんでもないわ。お見合い相手の人の家はどこ?行ってくるわ」
「あ、ごめん。王旦那の家だよ、わかるよね?行ってらっしゃい、姉さん」
「うん、いってきます。なるべく早く帰るわね」

青慎と別れてから、王旦那の営む商家をめざして歩いた。しばらくいくと、「王商家」という看板がみえてきた。前までくると、人のよさそうな青年がたっていて、私を見てにこりと笑って挨拶してくれた。

「はじめまして、夕鈴さん。子英と申します。このたびは、縁談をうけていただき、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ、この度はありがとうございます」
「立ち話もなんですし、入りましょう。どうぞ、こちらへ」

子瑛さんが案内してくれた部屋は小奇麗に掃除されており、気を配ってくれているのがわかった。にこにこと、人当たりのいい笑顔をうかべる彼。お茶を出され、口をつけながらそっと子瑛さんをみてみる。王旦那の息子さんだけあって、しっかりしてそう。沈黙の中、先に口火を切ったのは、子英さんだった。

「夕鈴さんは、この縁談をどう思われますか?」
「どう・・・っていうと?」
「僕はこの王商家を父以上に大きくしたい、と思っています。それに夕鈴さんがいてくれれば、頑張れる、そう思うんです。前向きに考えてくださいませんか?お互いのことは少しずつ知っていけばいい。お願いします、夕鈴さん」
「子英さん、私・・・・・」

返事をしようとすると、後ろから抱きしめられた。前には子英さん。じゃあ、後ろは・・・?

「悪いね、夕鈴は僕のものなんだ。誰にも渡すわけにはいかないんでね。行こう、夕鈴」
「へ、李翔さん?どうしてここに・・・!?」
「ごめんね、李順に聞いちゃった。夕鈴が僕以外の誰かのものになるのか、って思ったらいてもたってもいられなくて」
「待ってください!あなたは一体誰だ?人の見合いを邪魔して、何を考えてる?」

子英さんの静止の言葉にぴた、と歩みをとめた陛下は、私の肩を抱きながらにっ、と微笑んだ。

「僕は、彼女の旦那さんだよ。君に彼女は渡せないよ、他のだれでも渡さない」

口端は笑っていたけれど、陛下の目はけして笑っていなかった。びく、とした子英さんに私は頭を下げた。

「ごめんなさい、子英さん。このお話、お断りします。ほんとうに、ごめんなさい」
「――――君は、本当にその男が好きなのか?」

子英さんは真剣に私のことを見つめているので、私も真剣に答えた。

「ええ。好きです」
「わかったよ。そこまで言われたら仕方ない、僕はひくことにする。幸せにね、夕鈴さん」

子英さんに見送られて私たちは「王商家」をあとにした。連れだって帰ると、青慎にやっぱり・・・という顔をされた。休暇の間、下町を案内したりしてまあ、楽しい休暇だったかな。
手荒れ
冬の寒さが増す今日この頃、夕鈴の手がかすかに手荒れをしてきていた。妃のバイトもしているのに、狼陛下唯一の妃の手が荒れているようでは、陛下に迷惑がかかる。少し、考えるべきだろうか?政務室で椅子にすわりながら、手をじっとみつめてから、ため息をつく。そこを陛下にみつかり、そばにきたかと思うとのぞきこまれた。

「どうした?愛しい妃よ。何を憂いてため息をつくのだ?」
「へ、陛下・・・その、たいしたことではありませんから。みなさまお待ちですわ」
「あんなに切なそうにため息をついておいて、何もないと?このあとの時間をすべて使って問いただしてもいいのだが・・・」

じっ・・・とみつめられ、あわてて下をむく。後でお話いたします・・・と陛下にのみ聞こえる声で囁く。李順が何をやってるんですか、このバイト!という視線を夕鈴によこす。陛下は名残惜しそうに夕鈴の頬に手をやり、妃にのみむける甘ったるい笑みをのこして、仕事へと戻っていった。

自室に戻った後、手をみつめて夕鈴はつぶやく。

「手荒れ予防のクリーム、ぬろうっと。仮にも妃の手が荒れているなんて、陛下の評判にかかわるし!」

前に紅珠がくれた、東洋の島国からのクリームがあったはずだ。いそいそと鏡台へ近づき、椅子に座る。引き出しをあけて、クリームをとりだし、時間をかけて念入りにぬりこむ。数刻したら、幾分か手荒れはましになっていた。さすが氾家がくれるものであるだけあって、質がいい。これでいいわ、と夕鈴は満足げにうなずく。


その日の夜、陛下がやってきたので、昼間のことを話すことに。いつものように、陛下を迎える。

「いま帰った、愛しい妃よ。お前と会えぬ間の時間はどうしてこうも、長く感じるのだろうな」
「まあ陛下、私もさびしゅうございましたわ・・・」

そこで陛下が「さがれ」と合図をおくる。侍女たちは礼をしたのち、静かに退出していく。

「お疲れ様、ゆーりん♪」
「陛下も、お疲れ様です。お茶をおいれしますね、少しお待ちください」
「夕鈴、昼間のことなのだが・・・」

体が反射的に反応してしまう。茶器を用意しながら、夕鈴は陛下に話しかける。

「はい、ため息をついていたことですよね?あれは、最近手荒れしているから、妃の手が荒れているのはいけないな、って思って付いたため息なんですよ。すいません、陛下に心配おかけして」
「手荒れ?君の手が荒れているなど、誰も思わないが。夕鈴、君の手は綺麗だ。私が保障しよう」
「!へ、へへ陛下っ・・・!」

陛下は茶器をおいた夕鈴の両手をとると、口づけた。真っ赤になる夕鈴と、嬉しそうな陛下。上目づかいがすごくセクシーだ。にっと微笑まれ、ばばっと手を離させた。

(こっこの狼陛下は―――っ!そういうことしたって、平気な顔してるんだから!)

いつまでたっても、慣れない夕鈴であった。





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